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整骨院と整形外科の3つの違いを比較|正しい使い分けと注意点

体の痛みや不調があるとき、『整形外科』と『整骨院』のどちらに行けばいいのか迷った経験はありませんか?

どちらも体の痛みや不調に対応してくれる場所ですが、実は資格者や診断・治療内容、保険適用の範囲など、多くの点で異なります。

「名前が似ているから同じようなもの」と考えてしまうと、本来受けるべき検査や治療を受けられなかったり、症状が改善しにくくなったりする可能性があるため、違いを知っておくことが大切です。

この記事では、整形外科と整骨院の違いを明確にし、それぞれで受けられる治療の内容や保険適用の範囲、そしてご自身の症状に応じてどちらを受診すべきかについて詳しく解説していきます。

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整骨院と整形外科の3つの違い

整骨院と整形外科の3つの違い

整形外科と整骨院は、どちらも体の痛みや不調に対応する施設ですが、3つの違いがあります。

ここでは、対応する専門家、治療目的と内容、保険適用の範囲という3つの観点から、整形外科と整骨院の違いを見ていきましょう。

違い1:対応する専門家の違い

整形外科では『医師』が診療を行うのに対し、整骨院では『柔道整復師』という国家資格者が施術を行います。

この資格の違いが、できることとできないことを大きく分けるポイントになります。

整形外科は『医師』

整形外科で診療を行うのは、医師免許を持つ整形外科医です。

レントゲンやMRIなどの画像検査、血液検査、薬の処方、注射、手術など、幅広い医療行為を行うことが法律で認められています。

医師は6年間の医学部教育と医師国家試験合格が必要なうえ、整形外科専門医になるにはさらに専門的な研修と試験をクリアする必要があり、高度な専門知識と技術が求められます。

内田クリニックの医師は、日本整形外科学会専門医および日本リウマチ学会専門医の資格を保有しており、豊富な専門知識と経験に基づいた診療の提供が可能です。

整骨院は『柔道整復師』

整骨院で施術を行うのは、柔道整復師という国家資格者です。

柔道整復師は医師ではないため、診断行為、画像検査、投薬、注射、手術などの医療行為を行うことはできません。

対応できるのは、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷といった急性外傷に対する施術に限られます。

柔道整復師になるには、高校卒業後に文部科学大臣または都道府県知事が指定した養成施設で3年以上学び、柔道整復師国家試験の合格が必要です。

なお、養成施設では解剖学や生理学、整形外科学などの基礎医学や、柔道整復術の実技を習得しています。

違い2:目的と治療の内容

整形外科と整骨院では、治療の目的や提供される内容も異なります。

整形外科は診断に基づく医療行為

整形外科では、医師による診断から始まります。

問診や触診、視診に加えて、レントゲン、MRI、CT、超音波などの画像検査、血液検査などを用いて、痛みや不調の原因を特定していきます。

治療方法は多岐にわたり、内服薬や湿布、注射などの薬物療法、理学療法士や作業療法士によるリハビリテーション、手術など、症状に応じた治療の提供が可能です。

整形外科は医療機関であるため診断書の作成、労災や交通事故の診断書発行、他の医療機関への紹介などもしてもらえます。

整骨院は応急処置や施術

整骨院では、主に急性の外傷に対する応急処置と施術を行います。

具体的には、捻挫や打撲などに対する整復術(骨や関節を元の位置に戻す)、固定術(テーピングや包帯で患部を固定する)、後療法(温熱療法や電気療法などの物理療法、手技による施術)が中心です。

骨折や脱臼の場合、緊急時の応急処置は柔道整復師が行えますが、応急処置後の継続的な施術には、医師の同意が必要になります。

整骨院では診断行為ができないため、レントゲンやMRIなどの検査、薬の処方、注射、手術はできません。

また、診断書の作成も医師のみに認められているため、整骨院では発行できず、発行できるのは施術証明書のみです。

違い3:保険適用の範囲

整形外科と整骨院では、健康保険が適用される範囲に明確な違いがあります。

整形外科の保険適用

整形外科では、運動器(骨・関節・筋肉・神経など)に関する診療のほぼすべてが健康保険の対象です。

急性の外傷はもちろん、腰痛、膝痛、リウマチ性疾患、骨粗鬆症など、さまざまな症状や疾患に対して、診察、検査、投薬、注射、リハビリテーション、手術などが保険適用で受けられます。

健康保険証を提示することで、診療費の1〜3割の負担で治療を受けることができます。

当院、内田クリニックで実施している運動器リハビリテーションも、医師の指示のもと保険適用で受けることが可能です。

整骨院の保険適用

整骨院で健康保険が適用されるのは、厚生労働省により定められた限定的な範囲のみです。

具体的には、急性または亜急性の外傷性の負傷、すなわち骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷(肉離れを含む)の5つに限られます。

腰痛、神経痛、疲労回復、日常生活での単なる疲れなどは、整骨院では保険適用外で、全額自己負担での施術になります。

また、同じ症状で整形外科と整骨院を同時期に健康保険を使って受診することは、原則として認められていません。

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整骨院と整形外科、どっちに行くべき?

整骨院と整形外科、どっちに行くべき?

ここまで、整形外科と整骨院の違いを見てきました。

では、実際に体の痛みや不調があるとき、どちらを受診すればよいのでしょうか?

ここでは、受診先選びのポイントをお伝えします。

まずは整形外科の受診が望ましい理由

痛みや不調の原因がはっきりしない段階では、まず整形外科を受診することをおすすめします。

理由は、整形外科では医師による診断と検査を受けられるためです。

レントゲンやMRIなどの画像検査で、骨や関節、神経の状態を確認でき、痛みの原因を調べられます。

例えば、腰痛の原因は、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、骨折、内臓疾患など多岐にわたりますが、整骨院では検査や診断ができないため、こうした原因の特定はできず、重大な病気を見逃してしまうリスクもあるのです。

さらに、整形外科で診断がつけば、薬物療法、リハビリテーション、必要に応じた手術など、症状に応じた治療を受けられます。

また、労災や交通事故の場合には、医師による診断書が必須です。

整骨院では診断書を作成できないため、まずは整形外科を受診する必要があります。

整形外科の受診が適した症状の例

以下のような場合は、整形外科の受診が適しています。

  • 痛みやしびれの原因がわからない
  • 長引く痛みや慢性的な症状がある
  • 骨折や脱臼が疑われる
  • 交通事故や労災での怪我
  • 手術が必要かもしれない症状
  • 診断書が必要な場合
  • レントゲンやMRIなどの検査を受けたい

特に、しびれを伴う場合や、安静時にも痛みがある場合、夜間に痛みが強くなる場合などは、病気が隠れている可能性もあります。

できるだけ早めに整形外科を受診しましょう。

整骨院の利用が考えられる症状の例

整骨院の利用が適しているのは、以下のような場合です。

  • スポーツ中の捻挫や打撲など、明らかな急性外傷で軽症のもの
  • 原因と負傷部位がはっきりしている場合
  • 整形外科で診断を受けた後、医師の同意のもとで併用する場合

ただし、症状が悪化したり長引いたりする場合は、整形外科での診断が必要です。

また、整骨院で保険適用の施術を受けるには、急性または亜急性の外傷であることが条件となります。

腰痛、原因不明の痛みなどは、整骨院では保険適用外となり、全額自己負担での施術になります。

整骨院と整形外科を併用する際の注意点

整骨院と整形外科を併用する際の注意点

整形外科と整骨院の両方に通いたいと考える方もいるかもしれません。

しかし、併用には注意すべき点があります。

同じ症状で保険を使い同時に通うことはできない

健康保険の制度では、同じ症状・同じ怪我の部位に対して、整形外科と整骨院の両方を同時期に保険適用で受診することは原則として認められていません。

もし、両方を保険適用で受診すると、後から整骨院の施術分が全額請求される可能性があります。

健康保険組合では、整形外科と整骨院からの請求内容を照合しているため、重複した受診はすぐに判明し、患者のもとに照会文書が送られてくる場合もあります。

整骨院と整形外科を併用できるケースとは

ただし、以下のような場合には、例外的に併用が認められることがあります。

  • 整形外科の医師が、整骨院での施術の必要性を認めて同意している場合
  • 異なる部位の負傷である場合(例:腰は整形外科、足首は整骨院)
  • 交通事故で、医師の指示と保険会社の承諾がある場合

また、自費診療であれば、整形外科と整骨院を同じ月・同じ日に利用することも可能です。

ただし、施術範囲が広がる一方で、費用は全額自己負担となります。

併用を検討する場合は、まず整形外科の医師に相談することをおすすめします。

整骨院と整形外科の違いでよくある質問

整骨院と整形外科の違いでよくある質問

整骨院と整形外科の違いについてよくある質問をまとめました。

診断書はどちらで発行されますか?

診断書を発行できるのは医師のみで、整形外科では診断書の作成が可能です。

労災の申請、交通事故の保険請求、学校や職場への提出など、さまざまな目的で診断書が必要な場合は、整形外科を受診する必要があります。

整骨院では、柔道整復師が施術証明書を発行することはできますが、診断書を作成することはできません。

レントゲンやMRI検査はどちらで受けられますか?

レントゲンやMRIなどの画像検査を受けられるのは、整形外科です。

画像検査は医療行為であり、医師が診療目的で行うものです。

整形外科では、必要に応じてレントゲン、MRI、CT、超音波検査などを実施し、骨や関節、神経の状態を詳しく調べることができます。

整骨院では、診療目的での画像検査を行うことは法律で禁止されています。

柔道整復師は医師ではないため、レントゲンやMRIなどの検査機器を使用した診断はできません。

接骨院と整骨院に違いはありますか?

接骨院と整骨院は、呼び方が違うだけで、本質的には同じものです。

どちらも柔道整復師が施術を行う施術所を指します。

接骨院という呼び方が正式名称で、整骨院は通称として広く使われていますが、施術内容や保険適用の範囲に違いはありません。

どちらの名称を使っている施設でも、施術者は柔道整復師であり、保険適用の範囲は急性または亜急性の外傷に限られるという点は共通しています。

まとめ

整形外科と整骨院は、名前が似ていても、資格者、診断・治療内容、保険適用の範囲など、多くの点で大きく異なります。

痛みや不調の原因がわからない段階では、まず整形外科で医師の診断を受けることが、適切な診断と治療につながるでしょう。

内田クリニックでは、日本整形外科学会専門医および日本リウマチ学会専門医が、豊富な経験と専門知識に基づいた診療を提供しています。

運動器リハビリテーションや骨粗鬆症治療など、幅広い症状に対応しているため、体の痛みや不調でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

錦糸町でリウマチ治療ができる整形外科をお探しなら「内田クリニック」

記事監修者

医療法人社団内田クリニック 院長 内田 嘉雄

医療法人社団内田クリニック 院長

内田 嘉雄(うちだ よしお)

略歴

  • 2005年4月 東京大学医学部附属病院臨床研修医
  • 以後、関係病院をローテーションし研修を行う
  • 2014年4月 東京都立墨東病院 リウマチ膠原病科勤務
  • 2022年10月 医療法人社団内田クリニック院長

資格

  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本リウマチ学会専門医・指導医
  • 日本人工関節学会認定医
  • 難病指定医

コメント

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当院では整形外科疾患全般に対し、生活指導・内服・注射・リハビリテーションを提供しています。手術療法が検討される場合は、近隣の総合病院と連携し対応しています。

関節リウマチをはじめとするリウマチ性疾患の診断・治療を専門領域としており、高血圧・脂質異常症・高尿酸血症など生活習慣病の治療にも対応しています。

また、高齢化やリウマチ性疾患などで増加している骨粗鬆症に対しても、内服・注射・リハビリにて対応しています。上下肢の装具についても、義肢装具士と連携し作成可能です。

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